防護柵基礎二次製品

防護柵基礎二次製品を活用することで、道路の安心安全に関わる様々な問題を解決することが出来ます。ここでは、「自在R連続基礎」をご紹介します。

自在R連続基礎とは、車両用防護柵に使用するコンクリート二次製品の連続基礎です。端面を円弧上にし、ボルト1本にて連結する構造を採用したことで、曲線対応能力を高めました。製品規格も豊富で、様々な現場に適した安全を実現することが可能です。

このようなことにお困りではないですか?

①安全の確保

車両用防護柵標準仕様に基づいた安定計算により定められる、必要安定延長以上を連続構造物として設置することで、衝突時の安全性を確保します。

②工期短縮

現場でコンクリートを必要とする工程が無く,地中埋設式現場打ち基礎と比較すると供用開始までの期間を1/3まで短縮することが可能です。
 

③自在なR対応

製品同士は上下組み合わせ,ボルト1本で連結することで連続基礎として構築します。自転車のチェーンのように連なるプレキャスト連続基礎は自在に曲線を描きます。

④全国対応可能

北海道から沖縄まで製造工場があり,全国各地にてご採用頂けます。緊急安全対策が必要な場合でも即対応可能です。
 

横スクロール

規格名 S型 A型 B型 H型 RS基礎 交差点用
形状
特長 大断面の為、短延長で安全を確保可能 A 種まで対応可能な中延長に対応する規格 最も経済的でスタンダードな形状 大断面、ボルト2本連結で高規格道路、SB種対応の安全な置き式防護柵基礎 底版を有し、土留めとしての機能も担う路肩部専用防護柵基礎 基礎高を浅くすることで、浅層埋設物がある箇所への防護柵設置を可能に。
使用用途 埋設
路肩
埋設
置き式
路肩
埋設
置き式
置き式 路肩 埋設
防護柵
種別
SB・SBm種
SC種
SCm種
A・Am種
B・Bm種
C・Cm種
建込
方法
砂・モルタル
モルタル
ベースプレート
(置き式)
適用可能半径 自在(90°折接続可能) 自在(90°折接続可能) 自在(90°折接続可能) 50R (内)90°折接続可能(外)
10R
5R
適用可能支柱間隔 2.0m 2.0m 1.0m・1.5m・2.0m 1.0m・2.0m 2.0m 1.25m・1.375m・1.5m
1.625m・1.75m・2.0m

※防護柵種別の△は特殊加工をすることで対応可能となります。

埋設使用

S型

A型

B型

交差点用

■主な適用箇所

歩車境界箇所や中央分離帯など、防護柵基礎に対し両土圧が発生する箇所へ適用します。地中埋設物等により土中式建込が標準埋め込み深さ確保出来ない場合に適用することで、安全な防護柵の設置を可能とします。

■使用例

土中式設置困難な箇所へ適用

歩行者・通学路の安全確保

防護柵連続基礎と歩車境界ブロックを兼用

■必要安定延長

●設計条件
・衝突高さ ・・・ hp=0.6m(SC種は0.675m)
・コンクリートの単位体積重量 ・・・ γc=23kN/㎥
・土の単位体積重量 ・・・ γt=19kN/㎥
・土の内部摩擦角 ・・・ φ=30°
・基礎地盤の摩擦係数 ・・・ μ=0.6
・基礎地盤の許容支持力 ・・・ 300kN/㎡
・輸荷重 ・・・ Wt-25kN
・受働土圧 ・・・ 考慮する

●各規格における必要安定延長
衝突条件 規格 寸法(幅・高) 必要最低延長(m)
SC種 現場打ち 1240×450 10
S型 650×600 24
A型 630×450 34
A型偏芯(車道側) 630×450 33
A型偏芯(歩道側) 630×450 35
A種 現場打ち 1130×450 10
S型 650×600 20(基礎延長は21m)
A型 630×450 29
A型偏芯(車道側) 630×450 28
A型偏芯(歩道側) 630×450 30
B・C種 現場打ち 770×450 10
S型 650×600 10(基礎延長は11m)
A型 630×450 15
A型偏芯(車道側) 630×450 14
A型偏芯(歩道側) 630×450 16
B型 400×450 28
交差点用 1105×450 5

置き式使用

H型

A型

B型

■主な適用箇所

様々な理由で支柱建込、埋設が出来ない場合の置き式防護柵として安全を確保します。また、工事帯の一時的な安全確保、リニューアル工事の安全確保などにおいて、建込を行わず防護柵を設置したい場合に適用します。

■使用例

歩行者・通学路の安全確保

暫定供用箇所

作業帯の安全確保

■必要安定延長

●設計条件
・衝突高さ ・・・ hp=0.6m(SB・SC種0.675m)
・コンクリートの単位体積重量 ・・・ γc=23kN/㎥
・土の単位体積重量 ・・・ γt=19kN/㎥
・基礎地盤の摩擦係数 ・・・ μ=0.6
・基礎地盤の許容支持力 ・・・ 300kN/㎡

●各規格における必要安定延長
衝突条件 規格 寸法(幅・高) 必要最低延長(m)
SB種 H型 750×500 24
SC種 H型 750×500 18
A型 630×450 30
A型偏芯(車道側) 630×450 30
A種 A型 630×450 26
A型偏芯(車道側) 630×450 25
B種 A型 630×450 14
A型偏芯(車道側) 630×450 14
B型 400×450 33
C種 A型 630×450 15
A型偏芯(車道側) 630×450 14
B型 400×450 34

現場打ち単独基礎は視線誘導を目的としており、衝突時の安定性が考慮されておりません。

路肩使用

S型

A型

RS

■主な適用箇所

路肩部などにおける片土圧となる設置条件に適用します。土留としての機能も兼ねる必要がある為、大断面の基礎、もしくは底版付の規格を適用します。

■使用例

ブロック積擁壁上の防護柵設置

車両の逸脱防止

補強土壁上の防護柵設置

■必要安定延長

●設計条件
・衝突高さ ・・・ hp=0.6m(SB・SC種0.675m)
・コンクリートの単位体積重量 ・・・ γc=23kN/㎥
・土の単位体積重量 ・・・ γt=19kN/㎥
・基礎地盤の摩擦係数 ・・・ μ=0.6
・基礎地盤の許容支持力 ・・・ 300kN/㎡
・輸荷重 ・・・ Wt-25kN

●各規格における必要安定延長
衝突条件 規格 寸法(幅・高) 必要最低延長(m)
SC種 RS基礎 1090×450 17
S型 650×600 42
A型 630×450 49
A種 RS基礎 1090×450 16
S型 650×600 36
A型 630×450 42
A型偏芯(車道側) 630×450 40
A型偏芯(路肩側) 630×450 43
B・C種 RS 基礎 1090×450 10
S型 650×600 18
A型 630×450 21
A型偏芯(車道側) 630×450 20
A型偏芯(路肩側) 630×450 23

※補強土壁上等に設置する場合、擁壁に併設して設置する場合には別途検討が必要となりますのでお問い合わせください。

高速道路

H型

S型

A型

B型

RS

■主な適用箇所

高速道路上において、床版取り換え工事などの車線規制や、建込が出来ない箇所の安全対策として適用します。C種~SB種まで対応可能です。

■使用例

災害等による緊急安全対策

工事作業帯の安全確保

暫定供用区間の安全施設として

必要安定延長

安定計算につきましては、設置方法に応じて「埋設使用」「置き式使用」「路肩使用」の各項目をご確認ください。

交差点部

交差点

S型

A型

B型

■主な適用箇所

市街地などで浅層埋設物がある箇所や、短延長での防護柵設置を求められる箇所に適用します。ボラード設置も可能なため、横断歩道開口部からの自動車の誤侵入を防ぐことも可能です。

■使用例

交差点部の安全対策

地下埋設物のある箇所

交差点開口部の車両誤侵入の防止

■必要安定延長

安定計算につきましては、「埋設使用」の項目をご確認ください。

ダウンロードサイトのご紹介

❶設計図の引用ができる!

防護柵と基礎が一体となった図面、数量表も記載されている為、そのまま設計図へ引用することが可能です。

❷現場条件に合わせた作図に利用できる!

各製品規格ごとの図面も掲載されていますので、製品詳細の確認や、現場条件に合わせた作図に用いることが出来ます。

❸コンクリート二次製品多数掲載!

その他コンクリート二次製品の図面データを取得することも可能です。

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営業時間:8:00~17:00    土日祝をのぞきます。